殺人の追憶の感想は面白いけど怖い?最後のセリフが戦慄・鳥肌モノ!

『殺人の追憶』はポン・ジュノ監督の出世作かつ最高傑作との呼び声高く、面白い!という感想が多く聞かれる犯罪ミステリーの傑作です。

『殺人の追憶』のモデルとなった事件は10名の犠牲者を出しながら当時は未解決であった華城連続殺人事件。

そのため事件そのものの怖さもさることながら、当時の地方の警察の強引な捜査、また最後のセリフに象徴される人間の持つ怖さも余すことなく描写しています。

それゆえに、怖いと感じる意見もあるようです。

 

それでは皆さんの色々な感想をご紹介しつつ、最後のセリフも含め、作品の面白さに触れるためネタバレもありますのでご注意くださいね!

 

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映画「殺人の追憶」感想は怖い?怖い派の口コミ!

それでは、怖い派の感想をご紹介します!

殺人の追憶、ずーっとじっとりしてて精神的に怖い

 

ラストがすっきりしないのがレバーに来る

人間の怖さ、やるせなさが突きつけられる

真犯人が見てたって話も怖い

田園風景がゾッとするほど美しくて怖い

 

『殺人の追憶』の怖さは暴力描写や流血描写というよりは、犯人のわからなさ、証拠のなさ、美しいのに事件現場となってしまう風景に潜むもの、そしてラストも含めた人間そのものの怖さに集約されていきそうです。

次の項目で怖いシーンをご紹介すると怖さも分かるかと思いますが、多分にネタバレを含みますのでその点絶対に知りたくない!という方はご注意くださいね。

 

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映画「殺人の追憶」怖いシーンを画像つきで紹介

それでは、『殺人の追憶』の中でも怖いシーンを最後のセリフの部分もご紹介しちゃいます!

「殺人の追憶」怖いシーン①刑事による強引な取り調べと捏造

実は映画の前半部分で怖いのは、ソン・ガンホ演じるパク刑事とチョ刑事による地方警察のあまりに強引な取り調べです。

証拠が出てこないので自分の恋人からの情報で地元の軽い知的障害のある男が怪しいと囁かれると、なんと証拠を捏造した上に、強引に警察まで同行させてきて服を脱がせて自白を強要。

しかも、そのやり方は何度も繰り返され、逆さ吊りにしたりとエスカレーション。

流石に映画の中でも当時、刑事の拷問による取り調べが社会問題化していたという描写が出てきますが、あまりにナチュラルに暴力をふるうことに恐怖を感じます。

 

「殺人の追憶」怖いシーン②雨が降ってるとそれだけで怖い

映画の中盤で明らかになるのが、事件の日の夜は必ず雨が降っているということ。

雨の予報だと新たな犠牲者が出るのではないかということで警察もピリピリしますし、観客も雨が降り出したということは、この後でまた新たな被害者が出てしまうのではないか、とハラハラします。

また映画の中での最後の犯罪が起こってしまった後に、証拠を重視するソウルから来たソ刑事がとうとう怒りのあまり容疑者に暴力をふるって銃を突きつけて自白を迫るシーン。

アメリカから来たDNA鑑定の結果をパク刑事が走って届けに来るのですが、無情にもDNA鑑定は一番の被疑者とDNA型が一致しないという結果を突きつけるのですが、その場面も雨。

雨の中で陰惨な出来事が起きるが、犯人は分からず真相も闇の中、という絶望が表現されています。

 

「殺人の追憶」怖いシーン③人間の怖さがじわじわくる最後のセリフ

映画のラスト。

警察を退職した地元刑事だったパク刑事は、偶然にも犯行現場の近くを15年以上ぶりに訪れ、犯行現場である用水路を覗くと、地元の女の子が通りかかり話しかけてきます。

以前にも今のパク刑事のように用水路を覗き込んでいた男がいたことを告げ、何か言っていなかったと尋ねるパク刑事に「昔、自分がここでしたことを思い出して久しぶりに来てみた」と。

衝撃を受けるパク刑事は重ねてどんな顔をしていたか尋ねると、しばし考え込んだ上で「普通の顔をしていた」と女の子は答えます。

ここで真犯人が逃げ延びている事、また酷い事件を起こした人間だからといって異常者と分かるわけはなく、普通の人の顔をして市民社会に紛れ込んでいることが明かされます。

陳腐な言い回しになりますが、一番怖いのは人間だと思わされるラストでした。

 

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映画「殺人の追憶」感想は怖くないしつまらない?怖くない派の口コミ!

それでは怖くない派、つまらない派は果たして存在するのでしょうか?

キム・ギドクに比べたらポン・ジュノ怖くない!!

殺人の追憶、怖いって評判なのにあまり怖いと感じなくてそれが怖い

殺人の追憶、怖くないけどしみじみ良い映画

 

意外と多かったのが、韓国映画をいっぱい見た結果、暴力描写や残酷描写において『殺人の追憶』が怖いとは思わなくなったという、韓国映画上級者さんたちの声です!

確かに、名前があがっているキム・ギドク監督の『オールドボーイ』や『親切なクムジャさん』などと比較すると『殺人の追憶』は暴力刑事による拷問取り調べシーンなどはコメディタッチで演出されており、逆に犯行は起こった後で発見される形なので直接的な描写はありません。

 また、さすがポン・ジュノ監督の最高傑作と名高い本作「つまらない」という声はほぼ皆無でした。

これも本当にすごいことですね。

 

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映画「殺人の追憶」感想はコメディ要素が面白いの評価?

それでは怖い以外にもコメディ要素が含まれていて面白いという評価も多いですので、ご紹介します!

殺人の追憶、噂通り変な映画でシリアスとコメディが同居、自分は好きだけど人選びそう

ところどころコメディ演出が挟まってホッコリする

殺人の追憶、前半は田舎のおまわりさんコメディとも言える

暴力警察がコメディタッチに描かれる部分好き

ソン・ガンホ体が大きくて鈍重そうなのに動きがキビキビしてて見てると楽しい

 

ポン・ジュノ監督の特徴として、どんな映画も「おかしみ」「コメディ」要素があります。

特に『殺人の追憶』の前半部分では、地元警察の暴力捜査ぶりが明らかにコメディとして演出されています。

例えば、捏造した証拠と拷問した結果の自白で事件の再現をする部分で女装した被害者を演じる刑事や、記念撮影をする地元警察たちの姿がなんとも言えないおかしさがあります。

また、クエンティン・タランティーノ監督の作品を彷彿とさせる演者たちの無駄口をたたきあう内容もクスッとしてしまったり、カラオケバーで泥酔する様子など思わず笑ってしまいます。

 

最新作『パラサイト』もそうでしたが、ベースにトラジコメディ(悲喜劇)の要素が大きくあり、複数のジャンルを同時にみるという映画体験をさせてくれると言えましょう。

 

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殺人の追憶の感想は面白いけど怖い?最後のセリフが戦慄・鳥肌モノ!まとめ

ここまで映画『殺人の追憶』の皆さんの面白いけれど怖いという感想をご紹介してきました。

やはり評価のとても高い本作、怖い、面白い、そして意外とコメディという様々な感想がありますが、やはり最後のセリフが表す本質的な人間の怖さにゾッとして見終わった後も気持ちがザワザワするのも大きな特徴といえます。

また『殺人の追憶』のモデルとなった「華城連続殺人」の犯人が自白しましたが、有名な最後のセリフについてどう思ったのか、それも気になるところですね。

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