社会現象まで起こしたエヴァンゲリオンの最新映画、エヴァンゲリオンQのあらすじをネタバレ考察をしていきます。
エヴァンゲリオンQといえば、謎が謎を呼ぶストーリー構成とアスカ、綾波といった二大美少女で大人気となりましたが、その結末の意味が理解できず様々な考察をされている事でも有名ですね。
また、使徒やエヴァ、チルドレン、ロンギヌスの槍など専門用語も多く一見には入りにくいので、今回は私なりにできるだけわかりやすくあらすじネタバレをし、結末の死の意味について考察をしていきたいと思います。
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エヴァンゲリオンQ(映画)のネタバレなしのあらすじ
エヴァンゲリオンQ(映画)のあらすじをまずネタバレなしでお送りします。
新劇場版エヴァンゲリオンといえば完結編のシン・エヴァンゲリオン劇場版:ⅱが2020年6月に放映が決定いたしましたが、これまでのストーリー内容について復習していきます。
序、主人公の碇シンジは父によって第三新東京という架空の街に呼ばれ、説明もなく半ば無理やりエヴァンゲリオンに乗せられ敵である使徒と戦闘。シンジはあっさり負けてしまうがエヴァンゲリオンが勝手に暴れ勝利。そしてなし崩し的にエヴァに乗り続け使徒をさらに撃退。ヒロインの一人、綾波レイと少しいい感じになって終了します。
内容に関してはアニメ版とほとんど同じですが、序の方が短い時間でしっかりまとめられ見やすく、映像や演出などもかなり進化しており、特に第5ラミエルの動きのリアル感には感動を覚えます。
破、もうひとりのヒロイン、アスカの登場からスタート。幸先よくシンジたちは使徒を撃退しますが、新キャラ、マリの登場やシンジの親友トウジのチルドレンリストラなど原作にはなかった展開が続き、予想のつかないストーリー構成となっています。
そしてストーリーのラストでは、シンジと綾波レイが全ての登場人物が防ごうと奮起していたサードインパクトを起こそうとし、それを渚カヲルが月から持ってきたエヴァとロンギヌスの槍によく似た別の槍で無理やりとめるという結末です。
え、これ続くの?と思った方は私だけではないと思います。
エヴァンゲリオンQ(映画)ネタバレ
エヴァンゲリオンQのネタバレを行っていきます。
始まりは14年後の世界
エヴァンゲリオンQは14年後の世界、渚カヲルによって防がれたサードインパクトは完全ではなく、ニアサードインパクトによってネルフは廃墟となり、シンジは初号機に取り込まれ、地球の衛星軌道上で遊泳しています。
そして眼帯をつけたアスカとピンクのエヴァに乗ったマリによってシンジはサルベージ、助けられますがそこで首に自爆装置をつけられます。
アスカ達はミサトら元ネルフ職員を中心とした反ネルフ組織ヴィレを結成しゲンドウらネルフと対立しており、シンジに対し冷たく接し、シンジは孤独感を感じ始めます。
そこにかつて助けた綾波レイの声が聞こえ、ミサトの静止を振り切りヴィレを脱出、レイと共にネルフへと行きます。
渚カヲルとの再会
レイの呼びかけに応じ向かった先には妙なゼーレがつけていたメガネを装着したゲンドウと、かつてサードインパクトを食い止めたカヲルがおり、シンジはカヲルと二人で新しいエヴァに乗ることになります。
当初、事情もわからず反発していたシンジですが、自分の行った事態の大きさを知り、カヲルと協力して二本の槍を抜くことを決意します。
エヴァVSエヴァ
カヲルとシンジの二人乗りのエヴァが目標まで移動している際、アスカの弐号機、マリの七号機が現れ、シンジを止めようと攻撃してきます。
そこにレイがシンジを守る為、アスカに攻撃をはじめ、エヴァVSエヴァの戦いは混沌としていきます。
エヴァンゲリオンQ(映画)の結末・ラストのネタバレ
エヴァンゲリオンQの結末・ラストは意外な形で終わります。
シンジ・レイVSアスカ、マリの戦いはシンジをアスカが抑えようとし、レイがそれを阻み、レイの邪魔をマリがするというものですが、アスカの攻撃も口撃もむなしく、シンジは槍の元にたどりつく。
そして、カヲルの嫌な予感を無視して二本のロンギヌスの槍を抜き、シンジはあれほど後悔したサードインパクトに次ぐ悲劇、フォースインパクトを引き起こしてしまったのです。
そして世界はリリン(人間)が住めない場所にシンジ、アスカ、レイの三人だけを残すという後味の悪い結末を迎えます。
エヴァンゲリオンQ(映画)ラストシーン「死」の意味を考察
エヴァンゲリオンQのラストシーン「死」の意味について考察、解説していきます。
まず死の意味ですが、エヴァンゲリオンQの場合、幾つかの場合があります。
物語開始時点、ゲンドウとの再会後、そしてラストシーンです。
ストーリー開始の死は不特定多数、ゲンドウとの再会後は同級生、トウジの制服を見て死を意識しますが、シンジにとっての死のトラウマはやはりアニメ版同様、ラストシーンでの渚カヲルの死となります。
あえて言いますが、カヲルはシンジの首輪を奪い、自分につけたから死にました。つまりシンジから外した後、自分でつけずに捨ててしまえばよかったのです。
しかしそれを行わなかった意味はおそらくフォースインパクトにあります。
ここからはあくまで推測ですが〇〇インパクトは基本、シンジやレイ、そして使徒が核となっているようで、シンジを守るにはもう一つの鍵、使徒をいつでも消滅させる事が可能な状況を作る必要があったのではないかと考えられます。
そしてシンジを守り、インパクトを防ぎたいカヲルは自身の死すら計算に入れる必要があったのではないでしょうか。
さらに自身の死がシンジに慎重さを身に着けさせるきっかけになるとも考えていたと思われます。
つまり、カヲルの死の意味はシンジを守り、成長を促す為の捨て身の策だったのではないかと思います。
エヴァンゲリオンQ(映画)を見た所感
色々な意味で全く予想がつかず、キチンと物語を理解するだけなら一度で十分ですが、序、破の伏線回収とQでの伏線、そして様々な点在するキーワードの考察など最低でも5回は見たいところです。
また、本作では今まで見れなかったエヴァの様々な可能性も見られました。
まず宇宙空間での戦闘にはじまり複座型エヴァや武器換装、長距離狙撃による援護の有用性などアニメ版にはなかった戦闘シーンでの洗練された映像美が目立ちました。
そしてチルドレンとその他の人物の変化、対比が非常にわかりやすく描かれていました。
エヴァンゲリオンQ(映画)ネタバレあらすじ!結末の死の意味を考察!まとめ
エヴァンゲリオンQ(映画)のネタバレあらすじですが、その結末、ラストシーンの死の意味はあくまで主人公、シンジに対するカヲルの献身でした。
2020年に放映される最後の作品ではその後の成長したシンジが見られると良いですね。
また、Q放映後から8年、映像でもさらなる進化が見られ、ストーリーにも期待が今から高まります。
最後の作品放映までまだ少し時間があるので今回の考察を機に、上映前に一度エヴァンゲリオンQを見直して見るのも良いのではないでしょうか。
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